DeNAにとって本当の勝負はこれからだ。4日の公式戦最終戦(東京ドーム)で巨人に0―1で惜敗。勝てば2位確定だったが、あと一歩のところで広島に及ばずCSファーストステージ本拠地開幕権を逃した。
それでも試合後の三浦大輔監督はCSに向けて「短期決戦ですが、もう一度今シーズン(の阪神、広島戦)のデータを元に対策を練っていかないといけないと思ってます」と言葉に力を込め、あらためてネジを巻き直した。自身の去就についても球団側から来季続投が正式発表され、チームの〝下克上達成〟へスイッチが入ったようだ。
そのCSを勝ち抜けるかどうか、最大のカギを握っているのが離脱中のバウアーだ。8月30日の阪神戦で右腸腰筋遠位部損傷を負って登録抹消。当初は重傷説もささやかれたが、熱心にリハビリに励んでいることも奏功し、驚異的なペースで回復しているという。
バウアーも自身の公式YouTubeチャンネルで「投げられるのは10月2日かな」とコメントし、CSファイナルステージ3戦目でマウンドに立てる可能性を示唆。すでにブルペンに入っており、近々にもライブBPに登板して離脱後初めて打者に投げる予定となっている。
追い風も吹いている。4日には性的暴行疑惑の被害者とされていた相手女性との和解が成立。自身の〝潔白〟も証明され、ここへきていっそうモチベーションを高めているようだ。
DeNA投手陣にとってもバウアーの復帰は心強い限りだ。エースの今永はバウアーを「精神的支柱」と表現し、次のように明かしている。
「バウアーから、悩みに割合をつけるという話を聞きました。例えばスライダーがよくないという悩みがあったら、試合前までは悩んでいてもいいけど、試合に入る頃には腹をくくって、スパッと割り切る瞬間が必要だ。そうしたほうがいい投球ができるんだよ、と」
果たしてバウアーはCSに間に合うのか――。三浦監督に聞いてみると「まだリハビリ中なんでね、良くはなってきていると聞いています。今はそういう段階ですね」。
DeNAのCS突破にはバウアーの復活が不可欠。敵地のマウンドでシャウトする「魂の投球」に期待したい。












