今季限りでの退任を発表した巨人の原辰徳監督(65)が1―0で勝利した4日のDeNA戦(東京ドーム)後、率直な現在の心境と共に、今後の自身の予定などについても明かした。
今季最終戦を勝利で終えると、グラウンド上ではセレモニーを実施。原監督は退任のスピーチを行うと、スタンドのG党からは「辰徳ありがとうー!」「おつかれさま!」と感謝とねぎらいの言葉が惜しみなく贈られていた。
ラストタクトとなった試合には、やはり格別の思いが込み上げてきたようだ。「そうですねぇ…なんていうかなぁ…なんか一言ではね、うん。いやぁ…。(言葉に)ならないね」とあふれ出る涙をハンカチで拭いながら心境を明かし始めた指揮官。
「今日(の試合)に関しては初めて、私的な『勝ってくれ!』と(いう思いを選手に伝えた)。それに見事に応えてくれたというかね。去年、今年も7月くらいからね、勝利、勝率を考えてもね、決してジャイアンツとしての勝率は残していないというね。しかし今日は完封と。まぁ、いつも単純に頼んでおけばよかった(笑い)」とちゃめっ気たっぷりにこの日の特別な勝利を振り返った。
翌日からは監督としての重責から解かれる。「何も考えずに、久々に何も考えずゆったりとするというのはいいことでしょうな。まぁ、そのうち飽きるでしょう!(笑い)」としばしの休息を待ち望みながらも「(今後は)OBという形でね、もちろんファンという立場の中でもね、求められたり質問されたり、そういうのがあるならば全く(強力を)惜しむ必要がないし、惜しみません。ただ自分から(自発的に)ウワンウワンウワン! というのはやりたくないですね(笑い)」と、頼みあらばいつでも知恵を貸す準備があることも明らかにした。
監督として、チームの勝利のために365日、巨人軍に尽くしてきた指揮官。いったんは肩の荷を下ろし、つかの間の休息を持つこととなりそうだ。












