女子プロレス「スターダム」の〝闇の黒虎〟スターライト・キッドが、シングルの祭典「5★STAR GP」の改革を訴えた。

 鈴季すずの初優勝で幕を閉じたリーグ戦だが、「強さ」をテーマに臨んだキッドはレッドスターズを2勝7敗の勝ち点4で終了。そのうち1勝は上谷沙弥戦の不戦勝によるもので、9月30日横浜大会の岩谷麻優との最終公式戦は左足首の負傷のため不戦敗となり、完走すらできなかった。

「昨年とおととしは結構いいところまでいったから、この下がりように自分でもショックというか…」と肩を落とす。

 足首を痛めたのは9月10日横浜大会の「ドリーム・タッグ・フェスティバル」だった。「だましだまし、駆け抜けようと思っていたけど、5★STARではだませず…。ケガのせいにはしたくないけど、体の小さい私がこの足を背負って戦えるほど甘くなかった。まあ、でも、言い訳になるよね。体格の近いすずや、なつぽいは結果を出しているから。実力不足、弱かっただけと認めます」

 キッドだけではない。7月23日の開幕戦では上谷が左ヒジを脱臼し、わずか1試合を消化しただけで離脱。林下詩美も頸椎ヘルニアのため、後半3試合が不戦敗となった。しかもリーグ戦を戦い抜いたなつぽいも頸椎ヘルニアと診断され、当面の間の欠場が決まるなど離脱者が続出している。

 キッドは「やっぱり来年の5★STARは、いろいろと見直しが必要かな。リーグ戦中のタイトル戦もそうだし、集中できる環境があったほうがいい。5★STARというブランド価値を下げたくないんだったら、全選手が誰一人ケガすることなく完走できるようにしてほしいね」と訴える。

 もともとキッドはリーグ期間中のタイトル戦開催に異議を唱えていた立場。リーグ戦に出場していない選手が次々と挑戦権を得る現状の〝是正〟を訴えていた。今回は2か月にわたる長丁場のリーグ戦期間中、各種タイトル戦が各地で行われた。ビッグマッチが多い団体の宿命ともいえるが、タイトル保持者の消耗が激しいのも事実だ。

 キッドの復帰時期は未定だが「なるべく早く戻りたいし、SLKのいないスターダムのリングはつまらないでしょ?」。まずは全力で完治を目指す。