レッドソックスの吉田正尚外野手(30)が1日(日本時間2日)、遠征先のボルチモアで取材に応じ、メジャー1年目の今季について「自分の中では最低限クリアできたかなと思っている」と手応えを口にした。「4番・左翼」出場した同日のレギュラーシーズン最終戦は3打数1安打。6回の第3打席で左前打を放ち、代走を送られてベンチに退いた。

 今季は一時首位打者にも立つなど持ち前の打撃を発揮。最終的にはリーグ5位の打率2割8分9厘、15本塁打、72打点でシーズンを終えた。あらためて驚いた点には試合数の多さや過密日程を挙げ「オープン戦からワールドシリーズまで行ったら200試合近くあって本当にタフ。日本だと(最大でも)9連戦、やっても10連戦という中で、いきなり4月に18連戦ぐらいから始まって『おおっ』っていう感じ」だったという。

 そんな環境の中で投げては10勝、打っても44本塁打でメジャーの日本選手では初のキングに輝いた大谷翔平投手(29)の異次元ぶりを感じさせられたようだ。

 吉田は「実際にプレーしてみて、野手一本でもこれだけキツイわけですから。それを(投手で)先発して、DHですけど毎日試合に臨むというのは、誰も経験したくてもできない。準備やケアの部分は人よりも多く考えて、本当に野球に対して真摯に取り組んでいるんだと思う。その結果(の本塁打王)だと思う」と実感を込めた。

 一方で大谷の苦労にも理解を示し「彼も最初からできたわけではないでしょうし、こうしてキャリアを続けていく中で、本当に証明していっているというのはすごい。同じ日本人としてプレーしているが、どこの球場に行ってもすごいなって感じる。みんなから認められている」と付け加えた。