有終の美を飾った。広島・床田寛樹が26日の中日戦(マツダ)に先発し、7回2/3を5安打無失点の快投を披露。2―0で快勝し、レギュラーシーズン最終登板で5試合ぶりに11勝目(6敗)をマークした。

 白星から遠ざかっていた男が投打で躍動した。初回を三者凡退に抑えて好スタートを切ると、その裏に味方打線が3安打を集中させるなど2点を先制。これがこの日の床田にとっては十分な援護点となり、そのまま8回途中までスコアボードに「0」を並べ続けた。

 攻撃面では2回二死走者なしから左中間を破る痛烈な二塁打を放ち、チャンスメーク。後続が倒れて得点にこそならなかったが、5回は内野安打、7回も二塁打を放って猛打賞を決めるなどバットでも存在感を発揮した。

 今季は先発ローテの軸として自身初の2桁勝利を挙げるなどチームを力強くけん引してきたが、8月17日の阪神戦(マツダ)以来、3連敗を含む4試合連続で勝ち星なしと失速。今月16日に抹消され、中10日の休養を与えられての復帰登板となった。

 それだけに「最近ずっといい投球ができていない。自分自身ちょっと不安があるが、何とか最後、いい投球をしていいイメージで終われるようにしたい」。すでにチームは5年ぶりのCS進出が決定しており「優勝ができなくなって、2位でこっち(マツダ)でCSをやりたいと思っている。後半は僕がずっと足を引っ張っている。何とか勝てたらいい」と不退転の覚悟でマウンドに上がり、結果を残した。