新日本プロレス24日神戸大会で、IWGP・USヘビー級王者のウィル・オスプレイ(30)が辻陽太(30)の挑戦を退け、初防衛に成功した。

 今年6月の米・AEWとの合同興行(カナダ)でケニー・オメガからベルトを奪回。母国・英国の国旗が刻まれたベルトを自作して〝UK王者〟を名乗るオスプレイは、辻の驚異の潜在能力に大苦戦を強いられた。

 雪崩式スパニッシュフライ、シットダウンパワーボム、オスカッターと怒とうの猛攻を仕掛けながらも、必殺のストームブレイカーは決められない。カッターで切り返されると、辻の必殺技ジーンブラスター(スピアー)を浴びてしまう。

 何とか近くにあったロープに右足をかけて3カウントを逃れたオスプレイだが、トップコーナーからのカーブ・ストンプで頭部を踏みつけられると、掟破りのストームブレイカーでマットに叩きつけられる。

 しかし、この一撃で王者の闘志にも火がついた。ジーンブラスターをカウンターのヒドゥンブレードで迎撃し、自身も掟破りのジーンブラスターで形勢逆転に成功する。

 これをカウント1で返されたオスプレイは、無慈悲なストームドライバー93を発射。なおも笑いながら立ち上がってくる辻に対し、ヒドゥンブレードからストームブレイカーをさく裂させ激闘に終止符を打った。

 試合後のリング上では「神戸! コンバンワ! タノシカッタデスカ! ツジ…ユー・アー・アメイジング」とマイクアピール。すると花道からザック・セイバーJr.が登場し「オスプレイチャンハ、ホントスバラシイデスネ」と日本語で話しかけられた。

 さらに現在のUS王座に〝UKベルト〟が使用されていることを知ったザックから「ソノベルトハ、ホシイデス」と要求されたオスプレイは「チャレンジ? OKデス」と受諾。ここまですべてのやりとりが流ちょうな日本語で行われ、10月14日(日本時間15日)の英国・ロンドン・カッパーボックス大会で英国人同士による王座戦が決定的となった。