【台湾発】その輝きは東シナ海をも越えた。野球のU―18W杯(台北)で日本代表はオランダに0―1で惜敗。オープニングラウンドを4勝1敗で終え、B組2位通過となった。若侍たちが渡台して1週間。夏の甲子園での活躍とさわやかなルックスから一躍「時の人」となっている〝慶応のプリンス〟丸田湊斗外野手(18)は、異国の地でもフィーバーを巻き起こしている。

 5戦全勝とはならなかったが、意地は見せた。この日は本塁が遠いばかりか安打すら出ない展開…。あわや準完全試合を食らいそうなピンチを救ったのが丸田だった。5回二死二塁のチャンスで右前打を放ち、結果的にこれがチームで唯一の安打となった。

 甲子園での炎天下の激闘から休む間もなく突入した今大会。それでも丸田は「疲労感も抜けてきている。(無駄な)緊張感はなく、すごく楽しんでやれています」と国際大会の重圧に負けることなく「エンジョイ・ベースボール」を実践している。

 そんな「時の人」は、異国の地・台湾でも熱狂的な人気を博しているという。かねて日本野球への関心が高い台湾では、甲子園はもちろん、地区予選からインターネットで観戦するファンもいるほど高校野球は人気の的。中でも丸田は甲子園出場を決めたころから大きな注目を集めていたという。ある台湾人野球記者はこう明かす。

「自分のSNS上で、慶応の清原選手と丸田選手が肩を組んだツーショット写真を共有したんですが、台湾のファンの間で瞬く間に数千件も拡散されたんです。『このさわやかな子は誰なの!?』と女性ファンから問い合わせが来るほどで、そのころから丸田君は相当な人気を集めるようになりましたね」

日に日に増える日本からの「丸田ギャル」
日に日に増える日本からの「丸田ギャル」

 台湾のネット上ですぐさまスターとなった丸田は、甲子園優勝を機にさらに人気が爆発。そんなプリンスが台湾に上陸するとなれば、現地の〝丸田ギャル〟たちも当然じっとしてはいられなかった。

 日本戦には多くのファンが訪れ、スタンドには「丸田君 26」と書かれたお手製の応援ボードを掲げる女性ファンも多数。大会のオフィシャルカメラマンを務める若手女性スタッフたちもトリコとなり、練習中にベンチからグラウンドを見つめる丸田の横顔をそろって連写、連写…。これには丸田も最初は笑顔を見せていたが、だんだんと恥ずかしさを抑えられなくなったのか(?)赤面しながら顔をそむける場面も見受けられた。

 その中のカメラマンの一人は「推しはやっぱり丸田君ですかね」と照れくさそうにポツリ。楽天・松井やロッテ・藤原など、これまでにも数々の歴代U―18メンバーを撮り続けてきたというが、丸田のオーラは別格だった様子だ。

 その一挙手一投足に視線を注がれ、現地のファンをも笑顔にさせる丸田。打撃不振から抜け出し、7日からのスーパーラウンドでさらなる活躍を見せれば〝丸田フィーバー〟はますます過熱していきそうだ。