WWEの〝キング・オブ・ストロングスタイル〟中邑真輔(43)が世界王座取りへ、大暴走を繰り広げた。
2日のPLE「ペイバック」では、世界ヘビー級王者セス・ロリンズに挑戦。中邑は〝弱点〟と暴露した王者の背中に集中攻撃を仕掛けたが、最後はストンプでフォール負けを喫した。敗戦に怒った中邑は、試合後にロリンズを背後から急襲。花道で暴行を加え、大ブーイングを浴びていた。
今週のロウ(ノースカロライナ州シャーロット)には、まずビデオで登場。日本語で「セス・ロリンス、俺はお前を壊した。お前が俺たちのおきてを破ったように、お前は俺を破った。戦場に最後まで立っていたのはこの俺だ。お前じゃない。甘く見ていたようだ」と試合後の襲撃を正当化した。今回もご丁寧に英語の字幕付きで「ベルトを握るお前の手をほどいてやるのはこの俺だ。必ず勝つ。世界ヘビー級チャンピオンに俺はなる!」と王者に再戦を要求した。
かねて中邑をリスペクトしていたロリンズは、卑劣な襲撃の連続に怒り心頭だ。リングに上がり、ベルトを守ったことを誇示した上で、試合後の襲撃を非難し「お前の夢をかなえてやる!」と、中邑をリングに呼び出した。ここで中邑が花道に姿を現した。ロリンズはなかなかリングに上がってこない中邑に対し「今、ここで再戦してやる!」と世界王座戦のリマッチもぶち上げた。
ところが…中邑は「あ~、そんな気分じゃねえかなあ、今夜は。オメーの望む未来はなきものにしてやるから、この俺が。黙って待ってろ、タコ!」と日本語で一蹴。字幕がないため理解できないロリンズは中邑が受諾したと勘違いしたが、中邑は「ノー!」を連呼だ。昨年死去した師匠を思わせるあまのじゃくぶりに、キレた王者は突進。中邑も応じて乱闘となり、ロリンズの背中にキンシャサとキック連打を見舞って痛めつけた。
そこにリコシェが現れ、ロリンズを救出。その流れで、中邑VSリコシェのシングル戦のゴングが鳴った。新日本プロレスでも活躍した両雄は一進一退の攻防を展開したが、場外戦で中邑はイスを手にしてリコシェに一撃。即座に反則負けとなるも、構わずイス攻撃を続けた。
そこにロリンスが駆けつけ、中邑を場外に追いやってノータッチのトペ・コンヒーロをくらわせた。だが、中邑はすぐさま反撃し、ロリンズの背中を鉄階段に叩きつけると、頭と背中を蹴りまくった。リコシェがイスを手に止めに入ったところで、ようやく蛮行をやめて不敵な笑みを浮かべた。
バックステージのインタビューで、なぜ今夜の王座戦を断ったか問われると、英語で「俺に指図するな、いつやるか、どうやるかを。あいつの未来をぶっ潰すのは俺だ。もっとヤツをぶっ壊してから王座を奪う」と言い放った。最後は「お前は終わりだ!」と日本語で宣告。常軌を逸し、悪の道をひた走る姿は、もはや完全に別人だ。
世界王座を手にするまで、中邑の暴走は止まらない…。














