【台湾発】この「1本」を足掛かりに――。野球のU―18W杯(台北・天母野球場)日本代表の丸田湊斗外野手(18=慶応)が、5日のオランダ戦の5回にチーム初安打となる自身4試合ぶりの安打を放った。
0―1で迎えた5回。日本はここまで無安打と苦しんでいたが、一死から中山が四球で出塁すると、続く知花の内野ゴロの間に二死二塁となりチャンス到来。ここで打席に今大会不振に苦しんでいた丸田が立つと、カウント3―2からアレンズの投じた6球目を捉えて右前へ。打球は右翼の浅いところに落ちてチーム初安打となると、三塁コーチャーは腕を回して二走の中山へ本塁突入を指示。右翼手からの好返球でタッチアウトとなり得点にはならなかった。
チームは敗れこそしたものの、この日の試合前時点で12打数1安打と苦しんでいた丸田にとっては復調への大きなきっかけとなりそうだ。試合前練習中に個別指導を行った馬淵監督は「いい感じだなっていうのはしてた。今後期待してもいいかもわからんですね。期待したい」と復活の気配を感じ取ったようだ。丸田本人も「(この1本は)大きいとは思います」としながらも「ここで満足して、次以降打たないのは全く意味がないので。今まで迷惑かけてきた分、スーパーラウンドで返したいと思います」と決意を新たにした。
心身ともに状態は好調時に戻りつつある。甲子園の激闘での疲労や台湾での不慣れな食事で体重が若干落ちていたものの「夏大会や甲子園期間中くらいには戻ったので、大丈夫だと思います」。長い夏での疲労感についても「自分の中ではもう抜けてきたのかなと思っているんですけど、見えない部分は…」としながら「でもそれは言い訳にしたくないので。正直、自分の中ではたまってないと思っています」と力強く語った。
悲願の初優勝へ、すべてをかけて戦う。
「期待して出してもらっているので、その期待に応えられるように、泥くさく。慶応が『きれいな野球しがち』って思われてるかもしれないですけど(笑い)。そこは全然泥くさくやるので、世界一に向けて自分が与えられた役割をしたいですね」と力を込めた。












