WWEのPLE「ペイバック」(2日=日本時間3日、ペンシルベニア州ピッツバーグ)が行われ、サプライズの連続となった。

 WWE統一タッグ王座戦は、王者のサミ・ザイン&ケビン・オーエンズが、「ザ・ジャッジメント・デイ」のフィン・ベイラー&MITB覇者ダミアン・プリーストを相手に、ストリートファイト形式の防衛戦。反則OKのデスマッチにオーエンズは、先月23日に死去したWWE殿堂者テリー・ファンクさんのTシャツを着て奮闘した。

 闇落ち軍はメンバーのNXT北米王者ドミニク・ミステリオ、女子世界王者リア・リプリーに、〝闇落ち〟を熱望するJDマクダナも介入。リアはオーエンズをタックルで場外バリケードに叩きつけ、すさまじいパワーを発揮した。「これぞ名勝負!」のチャントが何度も上がる白熱の大激闘となったが、最後はゼインの必殺ヘルヴァキックがベイラーにさく裂。カウント2が入ったところで、ドミニクが乱入してMITBのブリーフケースでゼインを一撃。その勢いで幸運にもベイラーがゼインをカバーする形となり、まさかの大逆転3カウントを奪った。

 ベイラー&プリーストが新統一タッグ王者に輝き、何とジャッジメント・デイのメンバー全員がベルト保持者になった。リアはセミでラケル・ロドリゲスをリップタイドで沈め、女子世界王座を防衛。圧倒的戦闘力を誇る闇落ち軍が、WWEマット制圧を果たした。

 3週前のスマックダウン(SD)で退団を表明していた元統一タッグ王者のジェイ・ウーソが、早々とサプライズ復帰。コーディ・ローデスから、ロウの新メンバーとして呼び込まれた。いとこの絶対王者ローマン・レインズ、双子の兄ジミー・ウーソら「ザ・ブラッドライン」のメンバーはSD所属に変わりないことから、ジェイはブラッドラインとは完全決別となったようだ。

 遺恨抗争を続けてきた〝ザ・マン〟ベッキー・リンチと〝美魔女〟トリッシュ・ストラタスの金網決着戦は大激闘に。トリッシュの相棒ゾーイ・スタークが介入したものの、ベッキーがゾーイをマンハンドルスラムで排除すると、トリッシュにはトップロープからの雪崩式マンハンドルスラムを決めて3カウントを奪った。試合後は敗戦に怒り心頭のトリッシュが、ゾーイに平手打ち。トリッシュに忠誠を誓ってきたゾーイがこれにキレて、変型GTSでトリッシュをKOした。さらに「サンキュー トリッシュ」と記されたTシャツを脱ぎ捨て、WWE殿堂者に決別の意思を示した。