チーム最年長のベテランが熱投でチームを鼓舞した。ソフトバンクが31日のオリックス戦(ペイペイ)に1―0でサヨナラ勝ち。和田毅投手(42)の7回3安打無失点の快投が報われた。
首位を独走する相手打線を完璧に封じた。今季最長だった6イニングを突破。自ら志願して2021年6月6日の阪神戦(ペイペイ)以来となる7回のマウンドにも立ち、スコアボードに0を並べた。勝ち星はつかなかったが、20歳年下の宮城との投げ合いを演じた。
ここまでチームトップタイの6勝をマーク。今回は3試合連続となる中6日のマウンドだった。状態を気づかう首脳陣にも「もう行けるところまで使ってください」とフル回転を宣言して臨んでいる。「まず本当にチームが勝てて良かった。めちゃくちゃうれしかったです」と笑顔を浮かべた。
最終盤の戦いへチームに再び「熱」を与える投球にもなりそうだ。マジック20の首位・オリックスとは13・5ゲーム差。現実的にはステージはCS圏争いに推移している。V奪回を至上命令として戦ってきたチームだけに喪失感も大きい。前日は序盤からリードを許すと守備も乱れて敗戦。「熱のようなものがなく見えてしまう」(チーム関係者)と心配する声が出ていたのも事実だった。
この日は守備も盛り立てた。試合を決めるサヨナラ打を放った選手会長の今宮も悔しさを抱きつつ「リーグ優勝という目標があった中で現実的に厳しくなっていることは認めつつも、残り試合とにかく目先の1勝をもぎ取っていくしかない」と懸命に前を向いている。お立ち台では「和田さんのああいう姿を見て、どうも思わない選手なんて誰もいないと思う。次こそは勝ちをつけたい」と力を込めた。
再び勝率5割に復帰した。試合はまだ残っている。底力を見せていけるか。












