真夏に調子を上げている。広島のマット・デビッドソン内野手(32)が25日のヤクルト戦(マツダ)に「5番・三塁」で先発出場し、1本塁打を含む2安打2打点の活躍を見せた。シーズン序盤に苦しんだ助っ人がやっと本領発揮だ。

 まずはチームが1点を先制した直後の初回二死一塁の場面だ。相手先発・石川の6球目、128キロ直球を完璧にとらえて左中間スタンドへと運んだ。今月6本目の15号2ラン。月別本塁打数で自己最多だった4月の5本を抜いた。

 デビッドソンは「石川投手はいろんな球を投げるので、高めの球を逃さないように打ちにいった」と振り返り「いい形で振り抜くことができて、追加点につながって良かった」と笑顔で話した。前日24日から2試合連続打点も記録した。

 さらに7回一死では2番手・山本からボテボテながらも内野安打を放ち、相手失策の間に二塁まで激走した。8月はこの日を含む21試合で打率こそ2割3分1厘と高くないが、6本塁打で12打点。チームの得点源になっている。

 助っ人は「日本の投手に慣れてきたのは一つの大きな要因」と話した。そして「いろいろ葛藤してやってきたが、ここにきて自分のしっかりとしたスイングを信頼して試合で振れるようになったところが大きい」とも続けた。