最優先は即戦力投手のはずだが…。日本ハムが今秋のドラフト会議での指名候補選手に思案を巡らせている。
本拠地エスコンフィールド内で23日に行ったスカウト会議では、およそ200人いた指名候補を90人まで絞り込んだ。大渕隆GM補佐兼スカウト部長は「高校生40人、大学、社会人で50人ぐらい」と内訳を明かした上で「高校生の進学希望が多かった。われわれが対象とする高校生の選手が少なめかなという印象がありました。(その分)大学生投手の割合が多い」と説明。10月26日のドラフト会議では大学、社会人を中心に上位指名することを示唆した。それでも肝心の「どのポジションの選手を指名するか」は未定という。
日本ハムのドラフト戦略は以前から「いい選手から取ろうというのが基本線にある」(大渕スカウト部長)。年齢やポジションを問わず、その年に一番評価の高い選手を指名する。だが、チームは2年連続で最下位に低迷中。中長期的な視野で見ているだけでは上位浮上も難しく、ファンの失望も買ってしまう。そんな苦しいチーム事情もあり、周囲からは「今秋ドラフトはやはり即戦力選手が独占するのでは」という声も漏れる。
チームの喫緊の補強ポイントは今オフにFAでの流出危機がささやかれる左腕・加藤貴と、同じくポスティングにより米メジャー移籍の可能性がある右腕・上沢の穴を埋める即戦力投手だ。その候補として地元北海道の星槎道都大・滝田一希投手や20日に鎌ケ谷で行われた日本ハムのプロアマ交流戦で好投した青学大・常広羽也斗、下村海翔の2投手らが有力視される。ただ、現場は二遊間もレギュラーが固定できていない現状もあり「大型内野手」の獲得にも着手する必要がある。
高校生の有力選手が少ない分、今秋ドラフトは各球団が少ない即戦力選手を奪い合う構図が予想される。日本ハムは希望する選手を獲得し、来季の浮上に向けた適切な補強を行えるのか。












