第105回全国高校野球選手権大会第12日の準々決勝第4試合は仙台育英(宮城)が花巻東(岩手)を9―4と退け、4強に進出した。
投打に力の違いを見せつけた。序盤から花巻東の投手陣に襲い掛かる。3回に尾形(3年)、鈴木(2年)の連続適時打で4点を先制すると、4回にも湯浅(2年)、斎藤陽(3年)の連続適時打で4点を追加。7回には尾形の左翼席へのソロ本塁打が飛び出し、試合を一方的に進めた。
自慢の投手陣は湯田―武藤―仁田―田中で継投。土壇場の9回に田中(3年)が5安打を浴びて4失点したが、最後の打者の佐々木麟(3年)をニゴロに仕留めて猛追を交わした。この日は佐々木麟を4打数無安打、2三振に封じた。
須江監督は3安打3打点、1本塁打の尾形を「2か月前くらいは打球が前に飛ばないくらい不振だった。そこから頑張ってきたことが花開いて指導者として本当にうれしい」と目をほそめ、4回を無失点、8奪三振と好投した先発・湯田(3年)には「花巻さんは同地区では強豪で、佐々木くんをはじめ素晴らしい選手がいる。佐々木くんがいなかったら湯田は先発していない。やはり日本一の打者、140本もホームランを打っている打者に一番いい投手を当てない理由はない。1つギアが上がって、それをパフォーマンスに出してくれたのは本当に頼もしい」とたたえた。
頂点まであと2勝。指揮官は「甲子園はこういう雰囲気になる。最終回を盛り上げていただいて、これを経験できてよかった。東北勢で残ったのはウチだけ。勝ちながら強くなるのを体感している。あと2つ、6県分の思いを込めて次頑張りたい」。V候補大本命がラストスパートをかける。












