第105回全国高校野球選手権大会第10日第4試合は土浦日大(茨城)が専大松戸(千葉)に10―6と逆転勝利し、8強進出を決めた。

 驚異的な粘りで6点差をはね返した。初回から先発の小森(3年)がつかまって3点を先制され、3回にも追加点を許して0―6。しかし、重苦しいムードはなかった。劣勢の展開から3回に5本の集中打を相手先発の青野(3年)浴びせて1点差とすると、4回には2番手の梅沢(2年)から香取(3年)の適時打で同点。さらに5回に二死満塁から太刀川(3年)の頭部への押し出し死球で勝ち越し、続く後藤(3年)の左前適時打で2者生還。9―6と試合をひっくり返した。
 
 序盤に苦しんだ投手陣も3回途中から3番手にエース藤本(3年)が登場して追加点を許さず、9回まで5安打無失点に抑えた。

 小菅監督は逆転した選手の粘りについて「あわてることなく、やるべきことをやろうと話していた。まとまり、結束力。ふだんからみんなで大事にしていることを大舞台でできてよかった。一人ひとりが自分のやるべきことをやってつないでいった。大きな収穫を得た」と選手をほめ、反撃の芽を断った藤本に「エースらしい投球をしてくれた。よく投げ切った。前で投げても後ろであっても苦しい場面でつないでいくのがエースと思う。ねぎらったら明るくこたえてくれた。次につながると思う」と八戸学院光星(青森)との準々決勝に思いをはせた。