第105回全国高校野球選手権大会の第8日第4試合で大垣日大(岐阜)がおかやま山陽に延長タイブレークの末、3―4とサヨナラ負けを喫した。
御年79歳の阪口慶三監督の監督通算41勝目はならなかった。阪口監督は「いいゲームだった。苦しんだけど、幸せな思い。勝てなくて残念」と流れる汗をふいた。1点を追う8回に実の孫で捕手の高橋(3年)がソロ本塁打で同点。延長10回に1点をもぎ取って勝ち越したが、その裏に二死満塁から捕逸と悪送球が重なるまさかのバッテリーエラーで2者生還を許し、非情のサイレンを聞いた。
孫の一発が出たとはいえ「一気に流れを持ってこないかん。簡単にアウトを重ねたら…」とこぼし「41勝だけじゃなく、42勝、43勝をやってやろうと思って練習したんだけどね」と悔しさをにじませた。
1人で投げ抜いたエースの山田渓(3年)には「球のキレ、いいピッチャーだ。見ててスカッとする」とほめ、3年生には「非常に素直でいい高校生。勉強もよくやった。こんな学年になかなか当たらない。全員がいい」と満足そうだった。
「負けも成功も長い人生にはある。甲子園はいい所。負けてもいい所と言うんだから僕に合った所。また子供たちと来ます」と再挑戦を誓う阪口監督。情熱が衰えることはない。












