〝清原〟が甲子園に戻ってきた。第105回全国高校野球選手権の大会本部は11日、第6日の入場者数が今大会最多となる5万4100人と発表。第3試合では西武、巨人、オリックスで通算525本塁打を放った清原和博氏(55)の次男・勝児内野手(2年)が所属する慶応(神奈川)が北陸(福井)に9―4で快勝し、3回戦に進んだ。

 9点リードした7回に先頭として代打で登場。「代打・清原」がアナウンスされると、甲子園のスタンドは大きな歓声に包まれた。父がスタンドで見守る中、1ボール1ストライクからの129キロチェンジアップを強振すると、痛烈なライナーが左翼へ飛んだが、左飛に倒れた。

 試合後、勝児は「とにかく楽しんで打席に立つのを念頭に置いていた。少し泳いだけど、感触は良かった。すごい声援をいただいて、感謝という言葉がまず出てきて、それを力に変えようと思って打席に立ちました。人生で一番ぐらいの声援でした」と振り返った。

 和博氏ら家族から「楽しんで来い」と言われた勝児は「その通り楽しめたので、次もしっかり楽しみたい。いい姿を見せられるように頑張りたい」。PL学園(大阪)時代に甲子園で史上最多となる通算13本塁打を放った父の存在について、「すごい偉大な選手で、目標としている選手。超えられるように」と誓った。