第105回全国高校野球選手権記念大会は11日、第6日第3試合で2回戦が行われ、春夏連続出場の慶応(神奈川)が北陸(福井)を9―4で破った。甲子園のスタンドには西武、巨人、オリックスで活躍した清原和博氏(55)が、次男で慶応の勝児内野手(2年)の応援に駆けつけた。

 7回に代打で勝児が登場し「代打・清原」のコールが響きわたると、スタンドからは大歓声がわき起こった。左翼へ鋭いライナーが襲うと、清原氏は思わず身を乗り出したが、左翼手に捕球されると悔しそうな表情を浮かべた。

この日は代打で途中出場だった慶応・清原
この日は代打で途中出場だった慶応・清原

 試合後、清原氏は大会本部を通じて「夏の甲子園に来るのは、100回記念大会以来となります。あのときも感無量でしたが、105回大会でまさか息子が多くの高校野球ファンの皆さんから拍手をもらって、バッターボックスに入る姿を見られるとは。幸せですね。息子には感謝しかありません。アウトにはなりましたが、レフトへのいい当たりでした。よくバットを振ったと思いますし、素晴らしいスイングでした」

 さらに「春の選抜大会は背番号『5』でしたが、今夏は『15』。誰よりも本人が悔しいでしょうが、それでも懸命にチームに貢献しようという姿が見られます。僕の甲子園13本塁打より価値があると思っていますし、親として尊敬の念を抱いています。先の人生で必ず生きてくると思います」とコメント。

 その上で「今日は3月に亡くなった父の髪の毛と数珠を持ってきました。父が一番喜んでいるのではないでしょうか。次戦も慶応高校らしく普段通りの野球をやってほしいと思います」とエールを送った。