トンネルの出口が見えない。セ・リーグ最下位の中日は10日のDeNA戦(横浜)を1―5で落として今季7度目の4連敗。借金は今季最多の23に膨らんだ。

 球宴明けは4勝13敗と借金増加ペースに拍車が掛かり、中日ファンもため息ばかり。このペースで負け続けば「借金30」の大台突入もあり得ない話ではない。

 過去に中日が借金30を超えてシーズンを終えたのは、1968年(50勝80敗4分・借金30)、80年(45勝76敗9分・借金31)、95年(50勝80敗・借金30)の3回。95年当時を知るOBは「あの年は高木監督が6月に突然辞めて、徳武監督代行も球宴前に解任。後半戦から二軍監督だった島野さんが指揮を執ったが、監督がコロコロ代わるからベンチの中も落ち着かない。もがけばもがくほど悪い方向にいったシーズンだった」と振り返る。同年に一軍スタッフだった元関係者も「ケガ人も多かったし、何をやってもうまくいかない。今の中日もそんな雰囲気じゃないか」と心配する。

 それでも前出のOBは「立浪監督は3年契約の2年目なんでしょ? 来年につながる野球を楽しみにしている人たちもたくさんいる。あの年(95年)はナゴヤ球場の客入りもガクッと落ちたが、今年は最下位でもバンテリンドームにはかなりお客さんが入っているじゃん。選手は球団じゃなく、ファンの人たちの入場料で食わせてもらっているんだからお客さんのために頑張らなきゃ」と残り試合でのナインの奮起に期待を寄せた。ちなみに95年は10月に6勝1敗と勝ち越し、借金30ながら阪神を抜いて5位でシーズンを終えている。