全日本プロレスの3冠ヘビー級王者・青柳優馬(27)が、混沌の王道マットに対する危機感をあらわにした。
6日の千葉・幕張大会では〝暴走男〟諏訪魔(46)を退けV2に成功。「無事に防衛できました。今、迷走している全日本プロレスを、3冠王者の僕がしっかりとかじを取って修正していきたい」と力強く語った。
この言葉の裏には王者としての並々ならぬ覚悟がある。最近の全日本は、大仁田厚の電流爆破デスマッチや女子とのミックスドマッチなど多種多様なリングとなっており、ファンからも「本来の王道からそれている」という声が上がっている。
優馬自身もファンの不安を実感していると明かし「今日もビッグマッチなのに王座戦は1試合しかないし、団体が50年間掲げてる『明るく楽しく激しく』が薄味になってきてる。それに電流爆破とかマニアにしか受けてない」と指摘した。
さらに6月の新日本プロレス、ノアとの合同興行「ALL TOGETHER」(両国)や、他団体参戦でつかんだ新規ファンを逃していると肩を落としつつ「新しいお客さんが増えているのに、ふたを開けてみたら電流爆破や女子の試合をやっていたり。チャンスをつかみきれていなくて悔しい」と訴える。
まずは混迷の象徴ともいえる諏訪魔を下したことで「今の諏訪魔が王者になっていたら『電流爆破でウナギ・サヤカと3冠戦だ』と言い出しかねないので、今日僕が防衛して3冠の権威を守ることができました」ときっぱり。「今、全日本プロレスは地獄に落ちている状態なので、僕が先頭に立って地獄から這い上がらせてみせます!」と宣言したひねくれ王者が、王道マットを〝正常化〟する。













