阪神は30日の広島戦(甲子園)に4―2で快勝。首位攻防カードを2勝1分けで終え、ゲーム差を1つ広げることに成功した。
したたかで緻密な〝岡田継投〟が勝利を呼び込んだ。先発の伊藤将が3連打を浴び、2点差に詰められた8回一死二、三塁の場面で、阪神ベンチはブルペン陣の投入を決断。2番手・加治屋が1球で菊池を二飛に仕留めると、3番手・島本も秋山を遊飛に打ち取り3アウトチェンジ。2枚のワンポイントリリーフが百点満点の投球内容で窮地を救った。続く9回は守護神の岩崎がマウンドへ。ポーカーフェース左腕がこともなく三者凡退でゲームをクローズした。
布石はカード第1戦の金曜日に打たれていた。3―2と1点をリードして迎えた7回二死一、二塁のチャンスで先発右腕・村上にこの日3度目の打席が回ってきたが、「(救援陣の)連投は避けたかったからな」と岡田監督は代打陣の投入を〝ガマン〟。結果的にこの判断が4点を挙げるビッグイニングにつながり、ベテラン左腕・岩崎の温存を可能にしていた。
対戦カード3試合全体を見越した「2日前の采配」が、カード第3戦の柔軟なブルペン起用に直結した。百戦錬磨の用兵巧者・岡田監督は「この暑いのに(岩崎の)3連投だけは避けたかったからな。1日空けられたのは良かった」とニヤリと笑う。山あり谷ありの7月だったが、11勝8敗2分けと3つの貯金をつくることに成功。長期ロードが続く8月も「まだまだ普通に戦っていく」と貫禄を漂わせた。











