またも背信投球を犯してしまった。中日・涌井秀章投手(37)が28日の巨人戦(東京ドーム)に先発し、西武時代の2005年以来、18年ぶりの自己最短タイの1回0/3でKOされた。わずか45球で降板し、5安打6失点で両リーグワーストの11敗目(3勝)を喫した。
立ち上がりから制御不能に陥った。初回に味方打線から2点を先制してもらいながら、その直後に復帰したばかりの坂本から右翼フェンス直撃の二塁打を許し、続く梶谷には四球。4番・岡本和には初球、スライダーを完璧に捉えられ、右中間へ逆転3ランを叩き込まれた。
さらに2回も制球が定まらず、無死一、二塁から坂本に2点適時打を浴びたところで2番手・砂田に交代を告げられた。
前回17日の阪神戦(甲子園)では初回に佐藤輝に先制3ランを献上。前々回9日の広島戦(バンテリン)でも3回に西川から先制3ランを許しており、これでまさかの3試合連続で序盤に3ランを被弾し、試合をブチ壊してしまった。
この日も結局、悪い流れを断ち切ることができず、中継ぎ陣も失点を重ねてチームは5―11と大敗。試合後、涌井は「チームにも投手陣にも毎試合、迷惑をかけているのを一番強く感じている。やっぱり早いイニングで点を取られて、後ろで投げている若い子たちが投げていく中で、しんどい展開になってしまう。そこが一番申し訳ない」と猛省する。
28日現在、中日は首位阪神に15・5ゲーム差もつけられての最下位に低迷。それだけに19年目右腕は「自分がしっかりしていれば、チーム成績も、こんな順位にいない。すごい迷惑をかけているなというのはある。試合どうこうとかよりも、こういう成績になっているというのが、失望というか、絶望というか…。何て言っていいか分からないけど、自分に対してはそういう感じです」と声を絞り出した。
首脳陣は、不振が続く涌井の登録抹消を決定。涌井は「1回で劇的に良くなることはないと思うけど、これが早く気づくか遅く気づくか。それをできるだけ早く自分の思った通りのところにたどり着けるようにやります」と早期一軍復帰を誓った。












