WWEの東京五輪レスリング男子フリー125キロ級金メダリスト、ゲイブル・スティーブソン(23)が、NXT「ザ・グレート・アメリカン・バッシュ」(30日、テキサス州オースティン)で試合デビューすることが決定した。

 東京五輪直後の2021年9月にWWEとNIL契約を結んだが、デビュー戦のリングに立つことはなく、レスリングの試合に出場していた。パリ五輪で2連覇を目指すとの見方が浮上する中、今週配信のNXTで今後の〝進路〟を発表した。

 スティーブソンは「俺は24年パリ五輪で米国史上初となる2度の五輪金メダリストになれるし、大学に戻って3度のNCAA王者になることもできる」と、決断を表明しようとした。ここで突如、バロン・コービンが登場。オリンピアンとは何の関わりもない元US王者はお節介にも「男同士、アドバイスさせてくれ」などと言い、NCAA王者か五輪2連覇を目指せと忠告した。

 その上で「ただ、NXTには来るんじゃねえぞ。ゲイブル、今までやったことないの失敗をさせてやる。ここはアマチュアレスリングじゃないんだからな。お前が悪人だとはわかっているが、ここは別の競技なんだ。お前はサメと泳いでいるんだぜ。飢えたホオジロザメと対面していて、血の匂いをかいでいるんだ」と挑発した。
 
 これにスティーブソンは毅然と「アンタのおかげで、決断がより簡単になったよ。俺VSアンタ、グレート・アメリカン・バッシュで俺の初戦だ!」とコービンに挑戦を表明。すぐさまコービンのバックをとって豪快なジャーマンスープレックス、すさまじい高さのフロントスープレックスでマットに叩きつけた。

 コービンも受けて立ち、「ザ・グレート・アメリカン・バッシュ」でスティーブソンVSコービンが正式決定。WWE入りから1年10か月、いよいよ東京五輪金メダリストの試合デビューが実現することになった。

 スティーブソンはケタ外れの運動能力を持つ超逸材。新たな伝説の始まりとなるのか。