WWEのNXTで、東京五輪レスリング男子フリー125キロ級金メダルのゲイブル・スティーブソン(23)が、驚異の「スープレックス・ショー」を披露した。

 東京五輪直後の2021年9月にWWEとNIL契約を結んだ。昨年WWEで姿を見せたのはわずか2回。デビュー戦のリングに立つことなく、レスリングの試合に出場していたが、2週前から突如第3ブランドのNXTに登場。ロープなしのリングでKOかギブアップ勝ち決着ルールの「NXTアンダーグラウンド」マッチで、金メダリストの実兄デーモン・ケンプと戦うエディ・ソープのコーチ役を買って出ていた。

 今週配信のNXTで行われたNXTアンダーグラウンド戦でも、首から金メダルを提げたスティーブソンがソープのセコンドに就いた。試合はU系スタイルの激しい攻防となり、最後はソープがケンプを三角絞めで捕らえながら脳天にヒジを連打してTKO勝利。スティーブソンはリングに上がりソープを祝福した。

 ここで、NXTの若手で長身のケール・ディクソンが近寄り、金メダリストの肩を叩いた。スティーブソンは相手にしなかったが、ディクソンはスティーブソンの金メダルをいじり挑発。スティーブソンは金メダルをソープに手渡すと、ディクソンのパンチをかいくぐり、投げっぱなしのジャーマンスープレックスだ。ディクソンは信じられない高さで後方に吹っ飛んだ。

 止まらない金メダリストは、続けて若手2人をフロントスープレックスと超高角度ジャーマンで投げ飛ばした。最後も巨漢の若手を、豪快なフロントスープレックス葬。驚きのスープレックス4連発は、スティーブソンが憧れる〝ザ・ビースト〟ブロック・レスナーの「スープレックス・シティー」ならぬ「スープレックス・ショー」となり、観衆を大熱狂させた。

 やはり、金メダリストの実力は本物。今後についてはレスリングを続け、来年のパリ五輪で2連覇を目指すという見方もある中、プロレスラーとしても超一級の素材であることを証明した。果たして、試合デビューの日は…。

 また、クリード兄弟とユニット「スキズム」のザ・ダイアドの「敗者NXT追放マッチ」は、ダイアドのセコンドに就いた〝ロック様の娘〟エイヴァと謎の仮面の介入があってダイアドが勝利。NXT追放を免れた。