また一歩、前進だ。広島の栗林良吏投手(27)が23日の中日戦(マツダ)で3―1の9回に登板。先頭・ビシエドをカーブで遊ゴロに打ち取ると、石川昂をフォークで空振り三振とし、宇佐見は154キロ直球で左飛と三者凡退で切り抜けた。

 4月22日のDeNA戦以来の8セーブ目を挙げた。セーブシチュエーションでの登板は4月29日の巨人戦以来で、栗林は「めちゃめちゃ緊張しました」と振り返り「ほんとにゼロで抑えられて良かったなという気持ち」と話した。

 前半戦は28試合に登板して2勝6敗7セーブ。入団以来、2年間務めた守護神も外れた。栗林自身も「良くはないし、満足もいっていないし、悔しいことの方が多かった。チームに迷惑をかけているのは変わりないので、やり直せるならやり直したい」と話すほどだ。

 6月17日の西武戦から足の上げ方を微調整した投球フォームに変更し、そこから状態が上向くと、同時に栗林自身の心の持ちようも変わった。「不安を抱えながら登板していた前半に比べたら(今は)多少、自信を持ちながらマウンドに上がれている」という。

 新井監督は「(今後)6連戦が続く。勝負かける時は何連投も行ってもらわないといけない。そうなる前に疲労を分散させたいなと(思った)」と語り、矢崎とのダブルストッパーの可能性を示唆。それでも栗林は「まだまだシーズンは長いので、こういう登板を継続していかないと」と淡々と話していた。