新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」21日長岡大会のBブロック公式戦で、グレート―O―カーンがエル・ファンタズモ(36)から優勝当確の初白星を挙げた。

 出場32選手の中でも群を抜く実力を保持するオーカーンは、今大会の優勝候補最右翼。強さだけでなく、昨年4月には神奈川県内で泥酔した男性から迷惑行為を受けていた幼女を救出するなど、人間性でも右に出るものはいない。金輪際現れない一番星の生まれ変わりと言っても過言ではない気がする。

 しかし、ただ実力通りに全勝優勝するだけでは芸がない。そこで稀代のエンターテイナーはなんとあえて開幕2連敗を喫することで、リーグ戦を盛り上げることに成功。さすがオーカーン! おれたちにできない事を平然とやってのけるッ そこにシビれる! あこがれるゥ!

 打撃、投げ技、関節技すべてをマスターしたオーカーンは、序盤から全局面で圧倒する。低俗なファンタズモはせめてもの抵抗にと両乳首をねじりあげてくるが、小学校低学年時から開発済みのオーカーンは恍惚の表情を浮かべるばかり。逆に相手の乳首に噛み付くという高度な切り返しで、くぐり抜けてきた修羅場の数の違いを披露する。

 ファンタズモのバズソーキックにも「貧弱! 貧弱ゥ!」と余裕しゃくしゃくのオー

ファンタズモの特殊攻撃に悶絶するオーカーン
ファンタズモの特殊攻撃に悶絶するオーカーン

カーンはCRⅡを阻止すると、豪快無比なラリアートからFGOを発射。場外にエスケープした相手に、エプロンから華麗なジャンピングキックを放って会場の全女性ファンを虜にさせる。

 さらに場外でTTDを決めると、リングに戻って何とエリミネーター式バックブリーカーをさく裂させる。ただでさえ完全無欠な必殺技に新型が加われば、鬼に金棒、弁慶に薙刀、竜に翼を得たる如し。最後は人気VTuber・大空スバルのツイッターアイコン復活を盛大に祝う大空スバル式羊殺し・ルーナで問答無用のギブアップを奪ってみせた。

 試合後のバックステージではこの日もノーコメント。珍しく開幕前日会見から無言を貫き続けているが、それがまた知りたいその秘密ミステリアスとばかりに見る者の心を引き付けている。

 ついに本領発揮で初勝利を収めたオーカーンは、これまでの敗戦など取るに足らない事実上の単独首位。もはや全勝優勝は確実と言っても過言ではない気がする。