新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」(15日、札幌で開幕)で初優勝を狙うEVILが、鷹木信悟(40)が一方的に結成した「令和維信軍」をあっさり脱退した。Cブロックの独走突破を予告すると、敗退の場合は丸刈りの十字架まで自ら背負う自信満々ぶり。さらに鷹木には最終公式戦(8月8日、横浜)までの棄権とともに〝新ユニット〟の結成を命じた。

「ハウス・オブ・トーチャー」を率いるEVILは、G1開幕を前に同じCブロックにエントリーした鷹木からとんだ〝災難〟に巻き込まれていた。同ブロックの8選手中3選手しかいない日本人同士で準々決勝(8月10日、船橋)への進出2枠を争う展開が理想として、鷹木、EVIL、石井智宏との超党派組織「令和維信軍」の結成が一方的に宣言されていたのだ。名前に信悟の「信」の文字が使用されているのも、だいぶ身勝手だ…。

 札幌で行われた開幕前日会見(14日)の終了直後、けたたましく鳴った本紙記者のスマホ画面には「EVIL」の怒れる4文字が…。恐る恐る呼び出された控室へ向かうと「なんで俺があんな弱いヤツらと同列に並べられなきゃいけねえんだ。くくるな、俺を。戯言(ざれごと)に付き合ってるほどヒマじゃねえんだよ」と、即座に脱退を宣言するとともに拷問級の大説教。Aブロックで話題を集めている「令和闘魂三銃士」(海野翔太、成田蓮、辻陽太)と同様、〝令和リバイバルシリーズ〟は当事者からの異議申し立てにより早々に暗礁に乗り上げた。

 そもそも鷹木に言われるまでもなく、EVILはブロック突破をすでに確信。「共同戦線とか笑わせるな。このブロックは俺が独走に決まってるだろ。こんなメンバー相手に決勝トーナメントまでいけなかったら、頭を丸めてやるよ」と、大胆不敵に自ら罰ゲームを提案する。最終公式戦で激突する鷹木に対しては「お前なんてどうせ最終戦まで突破争いできないんだから、脱落が決まった時点で棄権しろ。やる意味のない最終戦なんだから俺の不戦勝でいいだろ」と言い放った。

 どこまでも言いたい放題のEVILは「そんなに徒党を組みてえんだったら、仲間のいねえタマ(トンガ)でも入れてやれ。鷹木と石井とタマ、『令和3バカトリオ』でピッタリじゃねえか。まあ、そのタマも俺が初戦(16日、札幌)で潰してやるけどな」と、こちらも勝手にCブロックに新ユニットを結成。鷹木も鷹木ならEVILもEVILだが、毎回巻き込まれる石井もたまったものではない…。