新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」(15日、札幌で開幕)に臨むオカダ・カズチカ(35)が、ドリームマッチの〝収穫〟を明かした。Bブロックから史上初の大会3連覇を狙うオカダは、6月26日に米AEWとの合同興行(カナダ)でブライアン・ダニエルソン(42)と対戦。実に約8年ぶりとなるギブアップ負けを喫したが、この屈辱がカンフル剤として作用している。
世界中のプロレスファン、関係者の注目を集めたブライアンとの大一番で、オカダは変型リバースダブルアームバーでタップアウト。2015年8月の中邑真輔戦以来のギブアップ負けを喫した。「一番最後に入場でしたけど、AEWにのみ込まれたなって。いきなり『ファイナル・カウントダウン』でブライアンが出てきて、(空気を)持っていかれたなと。今回はアメリカンプロレスを体感したなっていうのをすごく感じました」と振り返る。
試合中に右腕を骨折したブライアンからは再戦を熱望された。オカダは負傷による試合結果への影響は少なかったとした上で「あんなに気持ちのこもった関節技は久しぶりだなって。ブライアン(の本気)を引き出してしまったのかなと」と完敗を認める。
それだけに再戦には「みんながあそこまでエキサイトしてくれたカードを、またポンポンやるのは僕は違うと思う。簡単にたどり着きたくないなって。ただ、もし借りを返すタイミングがあったら、しっかりもう1本、2本腕を折ってでも勝ってやろうかなと。いいタイミングでできたらと思いますね」と、あえて高いハードルを課した。
見るものにとっては衝撃的な敗戦ではあったものの、悲観はしていない。すでに気持ちはG1へと切り替わっており「逆に気合入ってますよね。負けてよかったなとはやっぱり言えないですけど、自分としては燃えてるので。ハングリーさを思い出させてくれたのはやっぱりブライアンのおかげというか」と屈辱をバネに再起を予告。史上初の3連覇にはとらわれず、目の前の一戦一戦に集中するつもりだ。
Bブロックから頂点を目指すオカダは、初戦(15日、札幌)でグレート―O―カーンと激突する。一つのカギとなるのは、今年から10分短縮され20分1本勝負となる試合時間への対応だ。
「ただでさえ僕、試合時間が長い方の人間なんで。15分たった時に、あと半分なのか、あと5分しかないのかでは全然違うじゃないですか。焦って空回りすることもあると思うので気をつけたいですね。そのあたりでもオーカーンとの試合は大事になってくると思います」。カナダでの悪夢を振り払い、真夏の栄冠を勝ち取る。












