フィギュアスケート女子で2015年世界選手権金メダルのエリザベータ・トゥクタミシェワ(26=ロシア)が〝引き際〟について言及した。

 ロシアメディア「スポーツ・デイ・バイ・デイ」の単独インタビューに応じたトゥクタミシェワは「私にとっては成功だったと思います。いくつかの賞も得られましたし、もちろん、ロシア選手権で入賞できたことは非常に素晴らしい、重大な結果です」と昨季を回想した。

 来季以降の4回転半ジャンプ(クワッドアクセル)の挑戦について問われると「これは私にとって不可能なミッションです」と切り出しつつ「今のロシアの若い世代の選手だったらもしかしたら誰かが決めるかもしれないけど、誰が決めるかは疑問です。非常に難しく、多くの力、才能、素早いひねり、そして非常に正確なテクニックが必要なので、女子選手の中にクワッドアクセルに挑戦できる選手はまだいないと思います」と語った。

 現在のロシアでは多くの若手選手が台頭。引退するタイミングは「自分がスケートに興味がなくなって、情熱を持たずに氷上に出ていることに気づいたとき」と自己分析。その上で「私が試してみたいことはサーフィンだけです。この夏はうまくいかなかったので、夢はまだ残っています」と未来像を明かした。

 現役として活動できる時間は残りわずか。しかし、現時点でロシア勢は今季も国際大会に出場できない。「この終わりのない永遠の中で、私は自分自身の内なる平和と調和を望みます」と締めくくったが、胸中は複雑のようだ。