1992年バルセロナ五輪の女子マラソンで、銀メダルの有森裕子氏(56)と、同じく00年シドニー五輪で、金メダルの高橋尚子氏(51)が7日、女子マラソン期待のホープにエールを送った。
この日、2人は24年パリ五輪代表選考会となるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の出場選手発表会見に出席した。会見中、女子マラソン日本歴代8位の記録を持ち、MGC出場予定の細田あい(27=エディオン)から「勝たなきゃいけないレースで緊張するけど、どういった気持ちで臨んでいましたか?」と質問を受けた。
現役時代に、故・小出義雄監督のもとで猛練習を積んでいたことで知られる高橋氏は「97年の世界陸上は緊張でガチガチだったが、00年の五輪の時は(心が)おどっていた。なぜ変わったかというと、自分に高望みをせずに、自分がしてきたこと以上を求めないようにした」と答えた。
その上で「いつもの8割ぐらいで勝てるように日ごろの練習から意識をして、調整が間に合わなかったとしても私は勝てるんだという気持ちでいれば、当日すごく楽だった。良いところを出そうとは思わずに、いつも通りの細田さんを見せてください」と語った。
有森氏は「緊張は悪いように感じていると思うけど、緊張できない人生を送るよりも、できる人生を送る楽しさがある。そういう気持ちに切り替えて、今できることを一つひとつきちんとやってきたなと思うことができれば、スタートラインに立った時に最高の力になると思います」とパリ五輪への切符を狙う細田にアドバイスした。












