日本陸連ロードランニングコミッションリーダーの瀬古利彦氏(66)が気になる〝2人の選手〟の近況を明かした。

 10月15日に開催される2024年パリ五輪代表選考会となるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC、国立競技場発着)まで100日となった7日、都内にて行われた会見で出場選手(男子65人、女子27人)を発表。男子は3月の東京マラソン後に、MGCの出場可否について「まだ確定してないので、1回休んでみてからどういう目標でやっていくかというのをしっかりとコーチと含めて判断をしていきたい」と語っていた大迫傑(32=ナイキ)も名を連ねた。

 大迫の決断に対し、瀬古氏は「スター選手なので、彼が出てくれることで大会も盛り上がる。若い選手は彼に勝ちたい、彼と走りたいというのが1つの目標。ぜひパリ五輪にも行ってもらいたいが、彼が出ることで大会が盛り上がるので、体調を整えてベストな状態で出てほしい」とエール。その上で「(大迫と)電話で話したら『瀬古さん出ますよ』って言っていた。たぶん賞金(1位1000万、2位500万、3位250万)があるから出ると思います。賞金がなかったら出ないかもしれない」と笑い飛ばした。

 1月のヒューストン・マラソンで日本歴代2位の記録(2時間19分24秒)をマークした新谷仁美(35=積水化学)は、MGCの出場を回避。現時点では9月のベルリンマラソンに出場する方針だ。しかし、瀬古氏は「MGCは出ないけど、パリ五輪に出ないとは決まっていない。気が変わることを願いたい。『あの子はわからないから』って書いておいて」とニヤリ。公式の場で改めて新谷にラブコールを送った。

 秋の大一番で大迫と新谷はどんな走りを見せてくれるのか。戦いの場が違うとはいえ、大きな注目を集めそうだ。