〝笑わない男〟として知られるラグビー日本代表PR稲垣啓太(33=埼玉)が26日、代表選手が苦しむ過酷な練習について説明した。
9月開幕のW杯フランス大会に向けて千葉・浦安市内で合宿を行うラグビー日本代表。選手たちは「タックル練習が一番きつい」と口を揃える。
今までその様子は非公開だったが、24日に日本ラグビーフットボール協会の公式ユーチューブチャンネルで初公開。FWとBKに分かれて1時間ずつ行うもので、動画内ではBKの選手が相撲のぶつかり稽古のように激しく当たった。
稲垣はこのタックル練習について「本当に相撲と同じで、相手の顔に手を入れてもいい。前のめりになった相手をはたき落としても、首をしめ上げてもいい」と説明。
正しいフォームで、強い衝撃を与えるねらいがあるようで「(コーチからは)タックルをするときにジャージーをつかまずに、相手の体をホールドしろと言われている。つかむと体の軸がずれて意味がない。体を平行にして、全身の筋肉を使って正面で捕らえる」と語った。
この特訓で体つきに変化が出た選手もいたといい「あのタックルセッションをやり始めてから、体がデカくなったと言う選手が結構いた。なぜレスリングなどの格闘技の選手が、ああいった戦闘体形になるのかがわかった」と収穫大だ。
ラグビーでは80分間、相手選手と全力でぶつかり合う。練習中は「腰に手を置くのもペナルティー」で、ミスがあると連帯責任でチーム全体に馬跳びや、腕立て伏せが課されるという。稲垣は「試合では、15人の中で疲れて弱っている選手が狙われるし、プロだとそれはなおさら。メンタルを鍛える意味でもすごくふさわしい練習だったと思う」と納得の表情を浮かべていた。












