ミラクルファイターズの象徴となるか。日本ハムが23日のロッテ戦(ZOZOマリン)に5―3で勝ち、今季初の5連勝。借金はまだ3つあるものの、3位・ロッテとの差を5ゲームに縮めた。

 さらなる上位追撃へ、カギを握ることになりそうなのが、新助っ人右腕のジェームス・マーベル(29=前レンジャーズ3A)だ。この日の試合前の入団会見では「日本は長い歴史を持っている国だと思う。日本に来る1週間ほど前から、いろんな本を読んで、日本の歴史について勉強してきました。しっかりと日本で自分ができることを一生懸命やり続けたい」と日本での活躍に並々ならぬ意欲を燃やしていた。

 来日前には米テキサス州オースティンにある紀伊国屋書店で、村上春樹氏の小説や、日本に関する書物を計20冊も購入したとかで、まじめな人柄を含め期待が高まっている。

 ただ、気がかりなのは、このところの日本ハムの助っ人補強に成功例が少ないこと。現時点でチームには計8人の助っ人が在籍しているものの、一軍でまともに活躍しているのは捕手兼内野手のマルティネスだけ。投手に至っては昨季2億4000万円(推定)でチームに加入しながら、ここまで1球も公式戦で投げていない右腕ガントを含め、一人も一軍にいないのが現状だ。

 昨季8月末のソフトバンク戦(札幌ドーム)でノーヒットノーランを記録したポンセが左ヒザ故障から間もなく復帰予定とはいえ、この助っ人投手陣の低迷ぶりは心もとない。

 とはいえ、新庄監督が心待ちにしていた先発投手の補強は実現した。指揮官の思惑どおり新戦力はチーム浮上に貢献するのか。周囲はその行方を見守っている。