新日本プロレスの棚橋弘至(46)が、「100年に一人の逸材」証明の青写真を明かした。米AEWとの合同興行(25日=日本時間26日、カナダ・トロント)ではAEW世界王者MJF(27)に挑戦する。昨年大会で奪えなかったベルトを巻いて「G1クライマックス」(7月15日、札幌で開幕)に乗り込むと同時に、AEWが8月27日(28日)に英ロンドンのウェンブリースタジアムで開催する「ALL IN」出場を狙う。

 昨年の合同興行で棚橋は、正規王者CMパンクへの挑戦が対戦相手の負傷で流れた。しかもジョン・モクスリーとの暫定王者決定戦で敗れており、再び巡ってきたチャンスを前に「会場の雰囲気はある程度つかんでるんで。AEWの王者としてG1に出ましょうか。CMパンクもまだ宿題が残ってるよ」と、17日に復帰を果たしたCMパンクの名前も出して目を輝かせた。

 現王者のMJFからは「誰だって? 日本のクソインディ団体の選手なんかと俺が試合するわけないだろ」と一方的に対戦を拒否されている。それでも棚橋は「世代的にはナメられたらいけませんね。日本的な文化として気に入らない。年上の男性に敬意を払わせてやりますよ」ときっぱり。ただし、自身もMJFに関する知識が乏しく、何度も名前を間違える始末で五十歩百歩だ…。

「禁断の扉」で棚橋と戦うAEW王者のMJF(©All Elite Wrestling)
「禁断の扉」で棚橋と戦うAEW王者のMJF(©All Elite Wrestling)

 近年はシングル戦線で苦戦が続き、5月にはIWGP・US王座(現王者はケニー・オメガ)の次期挑戦権をかけたトーナメントで敗退したばかり。そのため大舞台でタイトルマッチが組まれたエースは「棚橋株の底値がさらに下がってる状態なので。今が買いですよ、と。爆上がりします。今年の夏は巻き返しますよ」と逆襲を誓う。

 さらにこのタイミングでAEW王者となれば、より大きなチャンスが到来する可能性が高い。AEWは8月に「サッカーの聖地」とされるウェンブリースタジアムでメガイベントを開催。同会場でのプロレス興行は、旧スタジアム時代の1992年に行われたWWE「サマースラム」以来、実に31年ぶりとなる。

 棚橋は「ウェンブリーデビューも近いですね。ウェンブリーで日本人で初のタイトルマッチ、メインイベント。100年に一人を証明しますよ。まだ歴史に名を残しきれてないので、ここから残します。米国でベルトを取って、G1を制して、ウェンブリーのメイン。キレイに整いましたね。ミスター青写真ですから。ハハッ」と豪語。自身のキャッチフレーズを世界中のプロレスファンに知らしめるつもりだ。

 もちろんそのためには、ベルト奪取が必要不可欠。日本が誇るエースが、海の向こうで伝説をつくる。