〝サイレントモード〟効果だ。卓球の2024年パリ五輪選考ポイント対象大会・Tリーグ個人戦「NOJIMA CUP」最終日(18日、東洋大赤羽台キャンパス)、男子シングルス決勝が行われ、張本智和(19=智和企画)が戸上隼輔(21=明大)に4―3で勝利し、2連覇を飾った。
攻めの気持ちで戦い抜いた。苦手とするライバルとの一戦を前に「勝てる自信は中国人選手と同じで五分五分くらいだったが、いつもより勝てるという自信を持った。自分の方が強いという精神状態で臨んだ」。序盤から一進一退の攻防を繰り広げる中、3―3の第7ゲームは要所できっちり得点を奪取。優勝が決まると、地面に大の字で倒れ、喜びをかみ締めた。
今大会は5割ほどのコンディションで試合に出場。咳などの影響で声が出しづらかったという。この日は「声を出さないと決めていた。出したくても出ないし、体力も消耗してしまうので」。会場に「チョレイ」が響くことはなかったが、魂のこもったガッツポーズを何度も披露。「このスタイルも案外悪くない。丹羽(孝希)選手はこんな気持ちなんだろうなと感じた」と笑いを誘った。
試合後には脱いだユニホームを観客にプレゼント。報道陣から「水谷(隼)選手を意識したのですか?」との質問が飛ぶと「ちょっと全くないです(笑い)。ウソでもない」と否定しつつも、27日に20歳の誕生日を迎えることから「現役生活で勝負の10年間になる」ときっぱり。今後はニュー張本で世界の頂を目指すかもしれない。













