レジェンドに捧げる弔い星だ。広島は16日の西武戦(マツダ)に2―0で快勝。先発・床田は今季初完封でチームトップの6勝目(1敗)を挙げた。また、打線も5回に相手先発・隅田から末包が今季1号ソロ、堂林も3号ソロで続いた。

 試合前、現役時代に球団最多の213勝を挙げて黄金期を支えた北別府学さん(享年65)の訃報が届いた。「すごくショックだった」という新井監督だが「今日の試合は北別府さんが見てくれると思って…」と必死に前を向いて戦った。

 マツダスタジアムには半旗が掲げられ、監督以下首脳陣、選手はユニホームに喪章を付けた。試合開始前には黙とうが捧げられた。チームは前夜に6投手をつぎ込んでいたこともあり、床田は「打たせて取る投球を心掛けた」と一人で投げ抜いた。

 ヒーローインタビューで最初に質問を受けた堂林は「今日、まず始めにカープ球団OBの北別府さんが亡くなられました。こうやって勝利を届けることができて良かったなと思う」と話し、球場の広島ファンから大きな拍手を受けた。

 天国の北別府さんに届けた白星。新井監督は「自分たちにできることはグラウンドで精いっぱいプレーすることしかできない。今日は北別府さんが見てくれていると思って、みんな頑張ってくれたと思う」とナインをたたえていた。