全日本プロレスのライジングHAYATO(24)が、世界タッグ王座奪取への思いを明かした。

 15日の後楽園大会でノアの拳王、征矢学組に流出していた同王座を宮原健斗&青柳優馬の〝ビジネスタッグ〟が奪取。王座奪還に成功した新チャンピオンに、挑戦を表明したのはHAYATOと優馬の弟・青柳亮生だった。両チームの合意を受けて16日、全日本は17日の東京・大田区総合体育館大会で同王座戦が決定したと発表した。

 ヘビー級の王者組に対し、挑戦者組はともにジュニアヘビー級で、過去にジュニアヘビー級のチームが同王座を戴冠したことはない。今回、HAYATOが挑戦を表明したのには、9日の新日本プロレス&全日本&ノア合同興行「ALL TOGETHER(AT)」(両国)の6人タッグ戦で初遭遇を果たした、新日本の高橋ヒロムの影響もあるという。

 ATでは大会前の会見から意識する選手にヒロムの名前を挙げ、試合でもチョップ合戦で火花を散らし、マット界に印象を残すことに成功した。だが、3月にヒロムの提唱で開催が決まった、ジュニアの祭典「オールスター・ジュニアフェスティバル2023」への出場者に選ばれなかったことから、当初のヒロムへの印象はいいものではなかった。

「あの時、俺のことを選ばなかったから『俺のこと、何も知らないくせに』って思ったよ」と少し不満げに語ったが、「でも今回戦って、プロレス界のジュニアを盛り上げたいっていう気持ちを感じて、激アツだったよ。また触れてみたいね」と再戦も熱望するほど好印象に変わった。

 ヒロムを体感し、王道マットでもジュニアヘビー級の活性化を意識。今回の世界タッグへの挑戦を決意したと明かし、「昔からの全日本プロレスイコール、とてつもなくデカい人たちの戦いっていう印象を変えたいと思ってるよ」と言い切った。

 一方で、長年王道マットのエースとして君臨する宮原に対して「うるさいところは好きじゃないけど、いつも全力だから尊敬はしてるよ。でも、もうエースをやるの疲れただろうから、俺が変わってあげるよ。全日本の新時代は俺たちジュニアが切り開くよ」と世代交代も予告した。