5月に行われた卓球の世界選手権(南アフリカ・ダーバン)女子ダブルスで銅メダルを獲得した〝Wみゆう〟木原美悠(18)、長崎美柚(20=ともに木下グループ)組は、快挙達成にも満足なしだ。

 個人戦初出場となった今大会は、準決勝で陳夢、王芸迪組(中国)に敗れるも表彰台を奪取。12日は所属先で開催された報告会に出席し、木原は「自分たちの目標にしていた世界選手権の個人戦で2人でダブルスを組めて銅メダルを獲得できて、試合中は本当に幸せでした」と笑みを浮かべた。

 ただ、準決勝の1―2で迎えた第4ゲームは、10―6とマッチポイントを握りながらも逆転を許した。長﨑は「銅メダルを持って帰れたことはよかった」と収穫を口にしつつも「あと1点を取れなかったのが悔やまれる。その1点を取れていたら2―2になっていたので、どんな展開になったかわからないし、相手にプレッシャーを与えることができた」と唇をかんだ。

 2人を指導する中沢鋭監督は、2024年パリ五輪での活躍に向けて「精度を高めていくこと」を課題に挙げた。木原は「普段の練習から緊張感を持って試合をイメージしながら練習をしたい」と語り、長崎も「細かい意識は練習でしか養えないので、意識して練習していきたい」と前を見据えた。

 パリ五輪の選考レースは24年1月まで続く。シングルスの代表権は上位2人に与えられるが、木原は4番手、長崎も5番手だ。逆転での五輪切符へ、今大会の学びを生かすことはできるか。