卓球の世界選手権(28日閉幕、ダーバン)で日本勢の前に立ちふさがった強豪・中国で、日本選手の涙が注目されている。

 中国メディア「新浪体育」は「樊振東は石の心、孫穎莎は恐ろしい。日本チームは泣くしかない! 泣く! 泣く! 泣く!」とのコラムを掲載。「泣くことは、今年の世界選手権で日本の主力選手の特徴的な行動になっている。張本智和も、伊藤美誠も、早田ひなも、試合後は、みんな涙でいっぱいだった」と指摘した。

「試合前に伊藤は『一度も勝ったことのない陳夢選手に勝つ』と誓ったが、4―0で振り切られ、その夢は打ち砕かれた。張本は、まさか梁靖崑(中国)に負けると思ってもいなかっただろう。また、唯一準決勝に進出した早田ひなは、孫穎莎に振り切られた」と、涙は主力3人が中国選手に敗れた後だったと伝えた。

 涙の理由について「彼らが泣いているのは負けたからだけでなく、母国で大きな非難を浴びるからであり、それ以上に、強大な中国に勝てないというみじめな運命があるからだろう」と、推測した。

 また「網易」も「日本は主力選手が次々と泣いた」との記事を掲載。「日本選手で誰が泣いたのか挙げてみよう」と前出の3人に加え、男子ダブルスで敗れた吉村真晴(TEAM MAHARU)、また早田が王芸迪(中国)にフルゲームの末に競り勝った後にも涙を流したことを伝えた。

 こちらは「これらの日本人選手は、インタビューの表情もとてもリアルで、純粋につらかったこと、本当に卓球が好きなことが伝わってきた。選手は負けたら苦しいもので日本選手だけでなく、女子で早田に負けた王芸迪も、試合後のインタビューで涙目をタオルで隠し、声を詰まらせていた」と好意的に伝えた。

 日本選手への注目度の高さが表れている。