「日本カーリング選手権大会 横浜2026」(横浜BUNTAI)が7日に開幕する。異例の夏開催が選手に与える影響は――。

 決戦を翌日に控えた6日、神奈川・横浜市内で男女スキップ合同会見が行われ、全出場チーム(男女各10チーム)の代表選手が集結した。

 1984年に始まった同大会は例年1月下旬から3月上旬の冬に行われてきた(2022年は5月に北海道で開催)。今年は2月のミラノ・コルティナ五輪、3月の世界選手権(カナダ)を経て、シーズン最終盤での実施となる。

 会見に出席した山中竹春横浜市長は「氷の状態を維持するためには温度や湿度など、冬開催と比べて極めて高度な環境管理が求められる」とプレー環境を保つ難しさを認める。一方で「関係者の知見と工夫、トップレベルのプレーを皆さんに見せたいという熱意のもと、質の高い競技環境が提供できる」と不安がないことをアピールした。

 季節や会場による氷の変化は、試合の勝敗を大きく左右する。ミラノ・コルティナ五輪に出場したフォルティウスの吉村紗也香は「ここまで遅い時期の開催は初めてで、いろいろな想定をしながら練習してきた。1試合ごとに新たな気持ちでアイスを読んでいくところに、力を入れながらやっていきたい」と対応を語った。

 前年度男子優勝のSC軽井沢クラブ・山口剛史は「一番遅い日本選手権で、カーリング専用施設ではなくて、特別なカーリングになる。どういうアイスになるかは見てみないとわからない」としつつも、「やることはいつも一緒」ときっぱり。「公式練習でどれだけ氷の状態を見切れるか。初戦の最初の3エンドで氷の滑り・曲がりの傾向をつかんで、相手より一歩先にいいショットを投げられるかをやっていきたい」と冷静に足元を見つめた。

 山口は夏開催がもたらすメリットも指摘する。「シーズンが長いのは非常にうれしく思っている。大会に向かって練習をするというモチベーションが、今季は長く続いている。自分たちのチームは今季が一番成長できている」

 昨年から始まった首都圏開催。今年は五輪直後とあって、世間の注目度は高い。すでに一般席のチケットが完売し、追加販売が行われる盛況ぶりだ。暑さが厳しくなり始めた6月の横浜で、どのような熱い戦いが繰り広げられるか。