2026年ミラノ・コルティナ五輪カーリング女子で金メダルを獲得したスウェーデン代表でスキップを務めるアンナ・ハッセルボリ(36)が、頂点を極める極意を明かした。五輪ではチーム別の世界ランキングは6番手だったが、同4番手のフォルティウスは1次リーグで敗退。いったいその差はどこにあるのか、直撃に語った。
ハッセルボリは「たくさん試合に出てランキングを上げるよりも、五輪で勝つことにフォーカスしていた」と回想。五輪に向けては出場試合数を制限し、ピーキングづくりに重きを置いていたという。
一方のフォルティウスはワールドツアー世界最高峰のグランドスラムなどに参戦。試合をこなしながら調整を進めた。両チームは異なる戦略で本番に挑むと、1次リーグ初戦でいきなり対戦。スウェーデンが8―4で白星を手にし、一気に流れを引き寄せた。
ピーキングの合わせ方が分岐点だったのか。ハッセルボリは「今回の五輪は全てのチームが拮抗していたので、全部の試合が大変な接戦だった。だから自分たちもずっと勝っていたけど、全部負けた可能性もある」と紙一重を強調する。では他チームとの最大の違いはどこにあったのか。
「五輪ではとにかく楽しむこと。リラックスしながら、とにかく競技に集中することを意識した。感情的にならないように、落ち着いてやるように集中していた」と明かす。五輪は緊張感の大きい特別な舞台。だからこそ「緊張していることにエネルギーを使うよりも、楽しむことにエネルギーを使った方がいい結果になると思う。多分フォルティウスさんは、その辺のプレッシャーがあったのではないか」と指摘した。
フォルティウスは無念の1次リーグ敗退に終わったが、ロコ・ソラーレ(LS)は18年平昌五輪で銅メダル、22年北京五輪で銀メダルを獲得するなど日本勢はレベルが高い。「チーム藤沢(LS)はいつもリラックスして楽しくやっているけど、フォルティウスはちょっと緊張した感じだった。やっぱり、リラックスするのと緊張するのとでは違うのでは」との見解を示した。実力だけでは勝てないのが五輪。緊張との向き合い方も、大舞台での躍進には不可欠のようだ。












