体操男子の南一輝(23=エムズスポーツク)は〝職人技〟を極めている。
世界選手権(9~10月、ベルギー・アントワープ)の最終選考会を兼ねた全日本種目別選手権最終日(11日、国立代々木競技場)では、床運動と跳馬の2冠を達成。残り2枠だった代表切符を勝ち取った。試合後には「団体で貢献できるかもと思って跳馬を練習して、跳馬をやったことで代表につながった。すごいうれしい気持ち」と安堵の表情を浮かべた。
南と言えば、床運動が最大の武器。2021年世界選手権では銀メダルを獲得しており、団体戦も大きなキーマンとなり得る存在だ。「誰よりも床がうまい自信があるし、誰よりも練習をしている。自分は床のスペシャリストとして自信を持っている。それを世界で見せつけることができれば団体にも貢献できる。自分の力を出し切ってやりたい」と力強く語った。
団体戦で目指すはもちろん金メダル。練習拠点・仙台大の練習器具に「穴」が空くほど努力を続けるスペシャリストは、静かに闘志を燃やしている。












