新体操のイオン・カップ世界クラブ選手権が20日に東京体育館で開幕する。新型コロナウイルス感染拡大の影響などで3年ぶりの開催となる今回は、14か国16チームが出場。そうした中、ロシアから軍事侵攻を受ける強豪ウクライナ代表の選手らは群馬・高崎市で調整を行っている。
同国選手団は今月上旬に来日。日本新体操連盟関係者によると、日本体操協会が同市に要請し、受け入れる準備を進めたという。同市は高崎アリーナが国際大会の会場として使用され、昨年はイスラエルの新体操チームが東京五輪の事前合宿を行った実績もある。連盟関係者は「体操や新体操に協力的。本当にありがたい」と感謝を述べた。
また、同連盟会長で国際体操連盟(FIG)の渡辺守成会長の存在も大きかったようだ。同関係者は「渡辺会長はよく『新体操ファミリー』という言葉を使う。自分たちはファミリーなんだから、ウクライナが困っているなら助けるべきという考えを持っている」と証言。競技団体と自治体が一体となり、戦禍に見舞われた選手の練習環境が整ったわけだ。
先月の世界選手権個人総合4位のビクトリア・オノプリエンコは、18日に19歳の誕生日を迎え「私の希望、プレゼントは平和になること。戦争が終わり、みんなが無事で元気でいてくれることを願っている」ときっぱり。さらに「戦争によって頑張って練習している子供たち、練習ができなくなっている子供たちにも勇気を与えたい」と活躍を誓った。











