西武が9日のヤクルト戦(ベルーナ)に2―1と勝利し、7カードぶりのカード初戦勝利を挙げた。
松井監督は「久しぶりにカード頭を勝てたことを含めて、ナイスゲームでした。隅田は初回33球要しましたけど、その後をよく粘って1点で止めてくれた。(長谷川の同点弾で)すぐに同点に追いつけたのは大きいですし、その後、ゲン(源田)もよく打ってくれた。あそこで勝ち越せたことが大きかった」と2回の逆転劇に言及した。
売り出し中の長谷川が3号同点ソロを放ち、さらに二死二塁として主将・源田壮亮内野手(30)の右前適時打ですかさず逆転に成功した。
侍ジャパンの3大会ぶり3度目のWBC優勝に大きく貢献しながら、その代償として右手小指を骨折。開幕から約2か月の治療休養を余儀なくされた。
5月26日のオリックス戦(ベルーナ)で復帰し、13試合目の本拠地で今季初のお立ち台に上がった源田は「本当にここでプレーできるのが毎日うれしいです。開幕が、ボク自身ちょっと遅れてしまったんですけど、ここから取り返せるように明日からも頑張ります」と嘘のない言葉でライオンズファンの心を癒やした。
2018年の優勝メンバーから浅村、炭谷、菊池が抜け、翌19年のリーグ連覇後には秋山がメジャー挑戦のためにチームを去った。
そして、昨年にはコア4〝森山外源〟の一角・森友哉が「新しい挑戦」のためライバルチームへFA移籍し、連覇時の上位打線はほぼ解体。さらにダメ押しともいえる主砲・山川の書類送検で西武ファンの喪失感、戦力不足に対する空虚感はピークに達していた。
その中で昨年オフに5年契約を結び、チーム残留を決断した源田と外崎の存在は栗山、中村のレジェンドコンビ同様、心のよりどころとなっている。
なにより先日7日「読売国際経済懇話会YIES講演会」で侍ジャパン前監督の栗山英樹氏(61)から「チームのために、組織のために命懸けでいく選手を作りたかった。源ちゃんみたいな選手を作りたかった」と名指しでその不屈の魂、人間性を称賛された。
遊撃守備への絶対的信頼感と同様、源田の決して誰も裏切らない、その人間としての信頼感がファンとチームに何よりの安心感を与えているようだ。












