真の強さを問われるのはこれからか。阪神は5日のロッテ戦(甲子園)に今季最長の5時間7分に及んだ延長12回の死闘の末、7―7で引き分けた。交流戦は2カードを終えて3勝2敗1分け。6日から楽天→日本ハムとの敵地6連戦に臨む。この東北・北海道遠征では、ここまでセ首位を快走する原動力にも挙げられる内野陣の「守備力」がキーワードになりそうだ。
戦いの舞台となる楽天生命パークとエスコンフィールドは、ともに内野に天然芝が敷かれたメジャー仕様。セのフランチャイズ球場では広島の本拠地マツダスタジアムのみで、一般的に内野が人工芝や黒土の球場より、守備の難度も高いとされる。本拠地球団でもこの傾向は顕著で、楽天は今季の本拠地開催24試合で13失策、日本ハムは同28試合で20失策。ともにチーム失策数も日本ハムが37でリーグワースト、楽天は29で同5位と要修正案件となっている。
特に日本ハムの本拠地エスコンフィールドは3月開業の新球場。すでに同地で試合を行った多くの球界関係者が「芝が長く、他の球場よりもはるかにゴロは勢いがなくなる」「イレギュラーが異常な高さまで跳ねる」など、内野の打球処理に関する他球場との違いを指摘する声が相次いでいる。
阪神はそんな未踏の地で、9日に当日移動で本番に臨む。各方面から守備力向上が評判になっている虎内野陣にとってはいい腕試しになる。
今季は52試合を消化して、5日の佐藤輝の2つを加えてチーム全体で32失策。そのうち一塁・大山、二塁・中野、遊撃・木浪、三塁・佐藤輝の内野レギュラー陣で21失策ながら、担当の馬場内野守備走塁コーチは「ミスは出ているけど、一生懸命やってくれている。確実に日々上達している」と内野陣の奮闘ぶりを評価する。
事前練習や準備における時間が限られる中で行うビジター6連戦に向けては「まずは現地に行って確認しながらやっていく。それしか方法がないからね。まずは自分たちの目で見て、実際にやって、確かめて。結果、今まで通りにやれればいい」とナインの適応力に期待を寄せる。
阪神は今季、楽天や日本ハムなどの内野天然芝のスタジアムに次いで、難易度が高いとされる内野全面黒土の本拠地・甲子園で26試合を行って21失策、少ないサンプルながら前出のパ2球場と似たタイプのマツダでは3試合で1失策。〝進化〟の真価が問われる1週間となりそうだ。












