中日の新外国人ウンベルト・メヒア投手(26=メッツ傘下3A)が2日、バンテリンドームで入団会見に臨み、冒頭から日本語で「コンニチハ ウンベルト・メヒア、デス。ヨロシク」と笑顔であいさつした。
前日1日に来日し、この日はオリックス戦の試合前練習にも参加。キャッチボールやランニングなどで汗を流した。自身について「コントロールがいいと思うし、真っすぐにも自信がある。100マイル(約161キロ)を投げるとは言わないがスピードもあるし、長いイニングを投げられるのも特長。最速は95マイル(約153キロ)ぐらいで変化球はスライダー、チェンジアップ、スプリット、フォーシームがある」とアピールした。
今年3月の第5回WBCにパナマ代表として出場していた身長193センチ、体重104キロの大型右腕は、ブルペンで高橋宏の投球も見学。「素晴らしい投手と分かっているが、どういうルーティンでブルペン入りするのか学ばせてもらった。WBCでの投球は見ていた。すごく感動的で印象的だった」と目を輝かせた。
さらに練習中に驚いたことは投球後、選手自らがマウンドをとんぼで慣らしていたことだ。「日本ではそこまでしないといけないとは。米国や自分がやってきた国ではそこまではしないので、新しい発見だった」と明かした。
起用法について立浪監督は先発として期待しており、メヒアは「今までの野球人生の中では先発が多かったので、そこをやらせてもらえれば、もちろんうれしい。チーム事情で監督がリリーフでということならブルペンでも問題はない」とし「とにかくドラゴンズに来て自分の力を100%出して、チームの勝利に貢献したい」と意気込んだ。