阪神は1日の西武戦(ベルーナ)に2―4で敗れ2連敗。今季ここまで全5試合の登板でクオリティースタートをマークしていた先発・伊藤将が5回5安打4失点の内容でKOされると、打線も3併殺8残塁とつながりを欠き、力なく敗れた。
大型連勝が止まった直後だからこそ、大事にしたかったゲームを嫌な形で落とし、試合後の岡田彰布監督(65)は「きょうの負け方はアレやな…。今の打線のつながり(の悪さ)を見てたら、ズルズル行きそうな負けやで。こんなのは。ただの負けやないよな。(野手陣は)自分のヒットがないだけとか、簡単に考えたらズルズルいってしまうよ、これは。どのくらい危機感を持つかやろな」と表情を曇らせた。
チームは5月11日のヤクルト戦(甲子園)から18日の中日戦(バンテリン)まで7連勝。1敗を挟み20日の広島戦(甲子園)から30日の西武戦(ベルーナ)まで9連勝。月間19勝5敗と破竹の勢いで5月を駆け抜けた。「大型連勝の後の揺り戻し」は〝プロ野球あるある〟の陥りがちな落とし穴。長丁場のシーズンの恐ろしさを知り尽くす百戦錬磨の指揮官だけに、危機感を隠せない。
金本知憲(元監督)、今岡誠(現一軍打撃コーチ)、井川慶、下柳剛ら実績も経験も豊富に持ち合わせた選手を率い、2005年にリーグ制覇を成し遂げた第一次政権時(04~08年)とは対照的に、現在のチームの主力陣は投打ともに20代の選手が大半。伸びしろが十分にある一方で、脆さという弱点も併存する。
昨季は開幕戦での嫌な負け方を引きずり、1勝15敗1分けという最悪のスタートを余儀なくされたことが17年連続となるV逸に直結した。今こそ選手個々の成長と、経験豊富な老将の手腕が問われているのかもしれない――。












