立浪竜が上昇気流に乗ってきた。中日は1日のソフトバンク戦(ペイペイ)に6―5で接戦を制して2連勝を飾り、今季初の3カード連続で勝ち越しを決めた。ペイペイドームでの勝ち越しは2006年以来、実に17年ぶりとなった。
前日31日は4月21日以来、40日ぶりの最下位脱出を果たした中日だが、このところ始まった大逆襲は立浪監督の手腕発揮によるものだともっぱらだ。
ある中日OBは「正直、開幕から打線がつながらず、ホームランも全然出ないし、屈辱的なペースで完封負けを重ねていて一時はどうなることかと心配だった。でも5月の中盤に7連敗を喫して借金が14まで膨れ上がってからは立浪監督がどこか吹っ切れたように見える。ブライトや鵜飼、村松、福永といった野手をバンバン起用してチームの若返りを図りながらも采配が当たりまくっている」と舌を巻いている。
ここまで特に若手野手が躍動。5月30日の同戦でプロ初スタメンに抜てきされた2年目ドラ1のブライトは3試合連続安打となる6安打4打点の大暴れで、同ドラ2の鵜飼はカード初戦で今季1号をマーク。この日はドラ7の福永が今季2号を放つなど打率2割8分9厘で新人王獲得の可能性も十分な活躍を見せており、ドラ2の村松も連日、攻守で非凡な動きを見せ、この日もチームの勝利に貢献した。
チーム関係者も「ブライト、鵜飼は1年目から立浪政権下で期待されているドラ1、2コンビだし、村松や(ドラ6)田中はわざわざ監督自ら試合まで視察してドラフト指名した選手たち。その立浪監督の下でどんどん急成長している。この調子で勝ち進んでいけば、Aクラスはもちろん、逆転優勝だってまだまだある」と意気込んでいる。
1日現在、3位広島とは6ゲーム差、首位阪神とは13・5ゲーム差まで縮まったが、今後も〝立浪チルドレン〟の活躍でミラクルを起こせるか。












