新日本プロレス「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」のEVILが、またしても理不尽要求だ。4日の大阪城ホール大会で高橋裕二郎と組み、「毘沙門」こと後藤洋央紀&YOSHI―HASHI、グレート―O―カーン&アーロン・ヘナーレとIWGPタッグ&STRONG無差別級タッグ王座決定戦3WAYマッチに臨む。これに不服を唱えるEVILは、全責任をYOSHI―HASHIに押し付け〝古巣強制送還〟を予告した。
すがすがしい初夏の昼下がり、けたたましく鳴った記者のスマホ画面には「非通知設定」のまがまがしい文字が…。電話を取ると声の主はEVILで、開口一番「どいつもこいつも勝手なマネしやがって許せねえ」とくだを巻き始めた。
タッグ戦線を巡っては、カイル・フレッチャー&マーク・デイビスのベルト返上から急展開。大阪城決戦で挑戦が予定されていたH.O.Tと毘沙門による新王者決定戦が発表されるも、オーカーン組が強行参入し3WAY戦に変更された。
これに4月シリーズでベルトを盗んだだけで〝王者組〟を自認していたEVILの主張が加わるから、ややこしいことこの上ない。そもそもH.O.Tと毘沙門の対戦はオーカーン組と「ユナイテッド・エンパイア」で同門のフレッチャーが提案したもの。「仲間から推薦すらしてもらえずに何が『帝国の絆』だよ。お前らなんて顔じゃねえって、誰もが分かってるんだよ。3WAYなんてチャンチャラおかしいだろ。俺たちの〝防衛戦〟に水を差した罪は大きいぞ」とオーカーンを断罪した。
しかし理不尽なことに、怒りの矛先はすべてオーカーン組の参入を受諾した毘沙門に向けられる。EVILからすれば〝王者組〟の意向を無視して勝手に決めるとは何事か…いう理屈だ。「オーカーンのアホよりタチが悪いのがYOSHI―HASHIだ。俺たちに挑戦させてもらう立場のアイツらがなんで受諾してるんだ。自分の立場分かってるのか?」
さらにはYOSHI―HASHIが「本当の絆は心でつながってる」として、オーカーンがかざす連合帝国の旗を批判したことにも言及。「『旗とか形とかいらない』だと? お前も変な棒持って、後藤とコスチューム合わせて入場曲も作って、思い切り形から入ってるじゃねえか。立場をわきまえずコメントも支離滅裂なお前こそ裸一貫、入門テストから受け直せ。気合が足りねえみたいだから、入れ直してもらって来い」と、一連の全責任を押し付け「負けたらアニマル浜口ジム強制送還」を厳命した。なお、後藤にはすでに毘沙門解散と子供3人のH.O.T入りを要求済みだ。
言いたいことを言い終えたEVILは一方的に通話を終了。毎度のことだが、本人たちに直接言ってもらうわけにはいかないものだろうか――。












