〝ご褒美〟へのミッションとは――。スケートボード・ストリートの新設大会「UPRISING TOKYO」最終日(28日、有明アリーナ)、自由に60秒間滑る「ラン」3本のベストスコアで争う女子決勝で、14歳の中学3年生・上村葵が84・19点で初代女王に輝いた。
初々しい笑顔に会場中が引き込まれた。2本目に後輪の車軸をレール(手すり)に斜めにかけて滑り降りる「バックサイド・スミスグラインド」を決めるなど、完璧な試技を披露。東京五輪銅メダルの中山楓奈(ムラサキスポーツ)らを下しての頂点に「乗りたい技に乗れて良かった」と声をはずませた。
今大会の優勝賞金は1万ドル(約140万円)。使い道について上村は「1位になったら、お母さんと犬を飼う約束をしていたけど『そんな話はない』と言われた」と苦笑い。今後もアピールを続けるつもりだが、親子の間で認識のズレがあったという。その真相について記者が家族に確かめたところ「今大会での1位ではなくて(年内開催予定の)世界選手権で1位を取ったらの話です」と説明した。
新たなモチベーションが加わった世界選手権は、2024年パリ五輪代表を争うランキングのポイント対象大会。現在日本人6番手につける上村は、最大で3つとなる五輪出場枠確保に向けて「(日本人)3位以内に入れるように頑張りたい」。世界選手権Vで2つの夢を引き寄せたいところだ。













